Qi-Gong（チーゴン）とは？

チーゴン･メソッドフィットネスを主催している
尤氏意拳協会明光武道深雪館総師範
神田真澄:著

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Qi Gong（チーゴン）とは？

Qi-Gong（チーゴン）とは『氣功』のこと。

中国伝統武術には大きく分けて内家拳と外家拳の2種類があり、外家拳は少林拳、蛇拳、酔拳などブルース・リー、ジャッキー・チェン等で知られる相手を倒すための武術。もう一つの内家拳といわれ自身の身体を鍛えるための武術で太極拳、八卦掌、形意拳などがあります。この内家拳である「形意拳」を元に王向斉氏によって創始された拳法で「意拳」という拳法があります。この「意拳」は完成された拳法として多くの武術家に「大成拳」とも呼ばれています。

中国伝統武術の中の特に内家拳の重要な要素とされるものが「チーゴン（氣功）」です。
「意拳」の主な練功法（練習法）は「站椿功（タントウコウ）」と言われる立禅です。
膝を曲げ、立ったままで行う瞑想法で体内の気血循環を高め人が本来持っている力である「氣」をコントロールできるようにする練功法です。

「チーゴン･メソッド」は「站椿功（タントウコウ）」を中心としたカラダとココロを健康に多々持つためのメソッドとして気血循環を良くするための正しい食事法である「正食法」、ココロや思考をコントロールする正しい瞑想方である「正想法」、そして武術の練功法である正しいスロートレーニングによる「正体法」の3つを軸にした健康法です。

東洋医学　では、氣、血、水の流れを大切にします。
これらの流れを活性化し、正しくすることによって、

代謝の高い体がエネルギーを消費し、太りにくい体質をつくる
病気になりにくい免疫力の高い体を作る
冷え性を改善する
運動不足を解消する
ストレスを解消する
自身の潜在能力を開花させる

などの効果が得られます。

Qi Gong Fitness Studioでは、代々受け継がれてきた氣の流れをよくする為の秘伝のメソッドを、日本人に合うように発展させ、指導しています。

基本的な「チーゴン･フィットネス」レッスン内容のご紹介

前半．チーゴンエクササイズ　（約60分）

スクールのレッスン内容の基本は以下の内容で行なっていますが、若干内容が異なる場合もあります。

チーゴンストレッチ体操

普段動かしていない身体に、氣血を循環させる大事なエクササイズです。Qi Gong（チーゴン）を行う上で大切な間接や筋肉をゆっくりとほぐします。そうすることで、普段動かす事なく、血流が悪くなっている箇所の凝りを緩めます。血流を良くしていくことで、代謝を徐々に高めていくことにつながります。

練習の形（ポーズ）

その日のメニューに従って、都度異なる形（ポーズ）を行います。シンプルでゆっくりと行う形を繰り返し行うことで、氣の流れと血流を活性化させ、日常生活で疎かになりがちな体の部分を確実に鍛えます。チーゴン独特の練習法であるゆっくりとした動きを通して、日頃使わない筋肉（深層筋肉、インナーマッスル）を鍛えることで、若返りホルモン（成長ホルモン）を分泌させ代謝アップ効果に繋がり、細胞蘇生によりお肌もツルツルになります。また表層筋肉ではなく体幹筋肉が鍛えることで、引き締まった美しいライン、しなやかな筋肉を手に入れます。

チーゴンスタンディング（站椿法：タントウホウ）

Qi Gong（チーゴン）において、とても重要な基本となるエクササイズメニューです。静かに立った状態で、上半身をリラックスさせ下半身に負荷をかけたまま、目を閉じてじっと立ち続けます（"立って行う禅"のようなエクササイズです）。脳に直結する、老化防止に効果的でかつ第2の心臓と言われる大腿筋を刺激し続けることで、身体や心臓に負担をかけることなく血流がマラソンランナーと同等に体中を巡ります。また同時に瞑想を行うことから、画期的な静的全身運動（アイソメトリック全身運動）とよばれています。岩盤浴のように体がポカポカ、汗もたっぷりとにかき、体の毒素を体外に排出するデトックス効果もあり、ココロもカラダもスッキリします。